ぼくは 風をあつめて
かわいた 空をただよう
この眼に映るは 風の海
ぼくは 風を感じて
かわいた大地を追って
地上にはりつく者たちは はるか
はるか遠く あの海をめざして 走る
聞こえる… 声が聞こえる
ただれた 夜のむこうから
だれかの卑屈な弱さが この世を
覆いつくしてしまうのだとしても
目の前にあるという線など 越えて
空のすべては そう 感じるだけ
理由なんてない
ただ ぼくは 風をあつめて
だれかの卑屈な弱さが この世を
おおいつくしてしまうのだとしても
目の前にあるという線など 越えて
空のすべては そう 感じるだけ
理由なんてない
ただ ぼくは 風をあつめて
何のために朝が来るのか
ぼくには分かるはずもないだろう
古いセダンの窓を ケヤキの色が染める
少し混みあう道も いつもの風景で
母さんのお気に入りは ウィンストンのメロディー
たった20分の道のりを モンタナの色に変える
Station road 雨の中を
帰る いつもの道
たったそれだけで 何も
いらなかった あの日
小さな僕を乗せて 古いセダンは走る
きしむワイパーの音も 幸せに満ちていて
Station road 雨の中を
帰る いつもの道
たったそれだけで 何も
いらなかった あの日
Station road 雨の中を
帰る いつもの道
たったそれだけで 何も
いらなかった あの日
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